関東九州のほっかほっか亭フランチャイズを展開するプレナスが、
ほっかほっか亭総本部とのFC契約を解除し、
新ブランドを立ち上げることが発表された。
3480店舗のうち2250店舗がプレナスの店舗であり、
半数以上の店舗から名前が消えることになるかもしれない。
プレナス2008/02/12 新ブランド「Hotto Motto(ほっともっと)」について
総本部2008/02/12 株式会社プレナスに対する仮処分申立について
2006年12月、プレナスは自社にほっかほっか亭の商標権があるとし、
ほっかほっか亭総本部に対し商標権使用料(9519万円)の支払いを求める訴訟を起こした。
それに対し2007年10月、ほっかほっか亭総本部は、
プレナスのワゴン販売やオリジナルデザインの看板などがFC契約に反するとして提訴し、
2008年2月末で契約が終了する東日本5県の契約更新も拒絶。
プレナス2008/01/15 フランチャイズ契約解約に係る取締役会決議に関するお知らせ
プレナス2008/02/06 フランチャイズ契約解約に関するお知らせ
総本部2008/02/06 株式会社プレナスよりのフランチャイズ契約解約通知に関して
プレナス2008/02/07 株式会社ほっかほっか亭総本部の公表について
ほっかほっか亭は1976年6月、田淵道行氏が埼玉県草加市で創業したことに始まる。
1978年4月に旧ほっかほっか亭を設立。
各地域本部を作り順調に展開し、
1981年には全地域本部を統括するほっかほっか亭総本部を設立。
1985年に東日本(旧ほっかほっか亭)、関西(現ハークスレイ)、九州(現プレナス)の
3本部体制に移行し、各地域を統括していた。
東日本(旧ほっかほっか亭)は1984年にダイエー傘下となっていたが、
1999年にプレナスが買収。
(同時にほっかほっか亭総本部の株式を44%取得し第2位の株主に)
そのため、商標権はプレナスにあると主張している。
会社が変遷を繰り返す中で、商標権をあやふやにした創業者側にも非はあると思う。
現在のほっかほっか亭総本部は、
創業者の田淵氏がハークスレイに株式54%を売り渡し、子会社となっている。
このことからハークスレイvsプレナスという構図でもある。
FC契約解除後は、現プレナス傘下の2250店舗の争奪戦が繰り広げられると思われる。
以前には、ほっかほっか亭中京地区本部が独立しベントマンになった。
長崎県と宮崎県の地区本部がウィズンとなったこともあった。
ウィズンは1月末に倒産している。
同地域にはほっかほっか亭が再進出し競争を繰り広げた歴史がある。
コンビニ弁当やらファーストフード、競争相手はたくさんいるなかでの、
お互いの潰しあい。
こんなことになり一番困っているのは、
現在末端で店舗運営されているオーナーさんではないかと。
個人的には総本部側を応援したい!
でもプレナスの弁当の方がおいしいな(笑